着物には補正タオルが必須!美しいラインを作る巻き方を紹介
着付けの際に「補正タオルを用意してください」と、必ず着付師さんに言われます。着物には、体のラインを補正するタオルが必須で、これは自分で着付けをする際にも例外ではありません。今回は補正タオルの選び方や、自分で巻くときのポイントについてご紹介します。
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補正タオルの必要性
着物の中で、特に振袖を着る際には体型の補正が不可欠です。洋服と違い直線裁ちで仕立てられる着物は、体の凹凸が緩みやシワを発生させて着崩れの原因となってしまいす。そのため、着物に適したなだらかな筒型の体型にタオルを使って補正するのです。補正する箇所は襟元・胸・みぞおち・ウエスト・ヒップなど人によって違います。
自分の体型に合わせて適切な補正を行うのが、着物を美しく着こなす一番のポイントです。
補正タオルについて
補正タオルと言われて、どのようなものを用意すればいいか悩む方も多いでしょう。ここでは、タオルの枚数や大きさ、色についてどのようなものが適しているのかをご紹介します。
必要な枚数
もともとの体型によって必要な枚数は変わってきます。
- なだらかな寸胴体型は、2~3枚
- 普通体型or胸やウエストに凹凸があるなら、5枚ほど
- 細身でウエストが細い人は、7~8枚
あくまで目安ではありますが、一般的には5枚ほどあれば大体の体型をカバーできるとされています。
タオルの大きさ・厚さ
体型補正のタオルには、80×30cmサイズのフェイスタオルがおすすめです。バスタオルだと大きすぎて体に上手くフィットしません。また、ハンドタオルほど小さいと多くの枚数が必要になります。多少大きさが前後しても問題ありませんので、フェイスタオルのサイズを目安に用意しましょう。
タオルの色
体型補正のタオルは白が基本です。タオルの色が表地から透けて外に見えることはありませんが、色付き・柄付きは避けましょう。また、色付きタオルの場合、汗をかいたときに着物の裏地に色移りする可能性も考えられます。
補正タオルの巻き方
今回は、自分で着付けをする際を想定した補正タオルの巻き方をご紹介します。補正の中でも、特に重要な腰回りの巻き方になりますので、ぜひ参考にしてみてください。
背中から合わせて体の凹凸がなくなるよう巻く
補正タオルの目的は、真っ直ぐな寸胴を作ることです。そのためまず補正に重要な部分は、腰のくびれです。
- タオルを2枚用意する
- 1枚は縦半分に2つ折りにする
- もう1枚は縦半分に2つ折りして、さらに横に折る
- 小さくしたほうのタオルを、2つ折りの真ん中に置く
上記が補正に使うタオルの作り方です。小さくしたタオルの部分を背中にあわせて、腰回りの太さを増やします。足りない場合は、2つ折りにしたタオルをもう1枚増やしてください。
ひもで結ぶ
体にしっかり密着させたら、腰ひもで締めてください。呼吸が苦しくなるほど締めると行動に支障がでますし、緩すぎると崩れてしまいます。自身で補正をする場合、慣れるまでは調整が難しく感じます。始めは少し締め付けを感じる程度から始めて、適切な力加減を見つけていきましょう。
タオル以外の補正用品もチェック
体型補正には、タオル以外の便利用品も発売されています。腰ぶとん、胸当てパッドなどさまざまなアイテムが展開されているので、自分で使いやすいものがある場合はそちらを使っていきましょう。特に着物を普段着として楽しみたい人は、こうしたアイテムを取り入れると日々の着付けも楽になりますよ。
補正タオルを正しく使い美しいボディラインを作ろう
着物は、スッとした縦ラインを美しく見せてこそ映えます。そのため、体のラインを着物に合わせるためにしっかりと補正する必要があるのです。補正タオルは振袖・着物・浴衣には欠かせないものなので、着る前にはしっかりと用意しておきましょう。
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