居間や和室では、床に畳を敷いているお家も多いですよね。しかし、畳は使っていると臭うことがあり、原因や消臭方法はないのかと疑問に思うことがあります。そこでこの記事では、畳が臭う原因を解説するとともに、畳の臭い別に消臭方法をご紹介します。

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畳が臭う原因

畳が臭う原因は、以下の4つです。

 

• 畳が新しい
• カビが生えている
• ペットを飼っている
• タバコを吸う

 

それぞれについて解説していきます。

畳が新しい

畳は、い草という天然の植物を原料にしているため、森のような香りがあります。この香りは、「フィトンチッド」という成分によるもので、ストレス解消やリラックス効果があるとされています。しかし、新品の場合は匂いが強いので、臭いと感じる方もいるでしょう。

カビが生えている

畳に使われるい草は、植物のため水分を吸収する性質があり、カビが生えやすく、嫌な臭いになる場合があります。そのため、梅雨の時期にはこまめに換気をして、湿気を部屋の外に逃すことが大切です。また、畳の上での食べこぼしや、布団の敷きっぱなしもカビの原因になるので十分注意しましょう。

ペットを飼っている

室内でペットを飼っていると、畳にお漏らしをすることがあります。畳は水分を吸収するため、尿が染み込みやすく、それによりアンモニアの嫌な臭いになるのです。また、動物は嗅覚が鋭く、一度お漏らしをするとその場所で排泄する癖がつきます。そのため、室内でペットを飼う際は、畳のある部屋に入れないようにするか、日々の掃除を念入りにすることが大切です。

タバコを吸う

室内でタバコを吸う人がいると、その匂いが畳についてしまうことがあります。タバコの匂いは独特なので、喫煙しない人にとっては臭いと感じることも多いです。タバコだけでなく、線香やお香、アロマの匂いなども畳は染み込みやすいので、合わせて注意が必要です。匂いをつけないためにも、タバコは外で吸うなどの配慮をすると良いでしょう。

畳の臭い別の消臭方法

畳の臭い別の消臭方法を、4つご紹介します。

• 新品畳の臭い
• カビの臭い
• アンモニアの臭い
• タバコの臭い

 

それぞれについて解説していきます。

新品畳の臭い

新品畳から香るい草の匂いは、時間が経つと徐々に消えていきます。そのため、特に消臭などをする必要はありませんが、気になる場合は換気をするなどして匂いを逃がしてあげると良いでしょう。また、い草の匂いが苦手な場合は、和室用のアロマなどで香り付けするのも効果的です。

カビの臭い

畳についたカビの臭いを取る方法は、2つあります。

 

1. エタノールで拭く
2. 茶殻を撒く

 

1つ目は、エタノールを畳全体にスプレーしてから少し時間を置いて、硬く絞った雑巾などで拭くという方法です。この際、畳の目に沿ってカビを取り除くように拭くのがポイントです。また、強く擦りすぎると傷みの原因になるので注意しましょう。

 

2つ目は、茶殻の水気を切った後、畳全体に撒いて、時間を置いてから箒などで取り除く方法です。茶殻は消臭効果があるので、畳についた嫌な匂いを消すことができます。しかし、カビを根本的に取り除くものではないので、匂いが強い場合は、エタノールで拭き上げた後に行うのが望ましいです。

アンモニアの臭い

尿によるアンモニア臭は、熱湯を使って掃除するのが有効です。畳の表面に少しずつ熱湯をかけて、乾いた雑巾で拭きます。この際、拭いたところの臭いが取れているかその都度確認し、臭いがなくなるまで、2、3度同じことを繰り返します。また、掃除の最後には、熱湯をかけた部分をしっかりと乾かして、カビを発生させないようにすることも大切です。

タバコの臭い

タバコの臭いは一度つくとなかなか取れないので、換気や空気清浄機などで空気を綺麗にして、匂いを薄めていくのが有効です。また、タバコの臭いには重曹が良いとされますが、畳に使うとシミになることがあるので控えましょう。臭いをつけないためにも、日頃から畳近くでの喫煙を控え、換気を心がけることが大切です。

畳は日頃からお手入れしましょう

畳は天然素材でできているため、臭いがつきやすく、お手入れもフローリングより難しいです。臭いをつけないためにも、食べこぼしやタバコなどには十分注意するとともに、日頃から掃除などのお手入れはしっかり行いましょう。