礼儀作法を学べる茶道は、お淑やかで上品なイメージがあり、習い始める女性は多くいるでしょう。しかし、初めて茶道のお稽古に行く時は、どのような服装にするのが適切か悩みますますよね。そこでこの記事では、茶道の基本的な服装を解説するとともに、和服と洋服のマナーや注意点についてもご紹介します。

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茶道で基本の服装は着物

茶道は、着物を着るのが基本です。伝統的な着物を着ることで、作法や精神を意識して取り組めます。また、懐紙や菓子切りなどは、着物の袂に入れて必要な時に取り出すため、実用的という面でも和装をするのが適切です。しかし、最近は着物を持っている人が少なく、体験などでは洋服を着て参加する人もいます。そのため、服装に迷ったら茶道教室に問い合わせをすると良いでしょう。

 

和服を着る時のマナー

和服を着る時のマナーについて、以下の3つより解説します。

 

• 生地の質感
• 羽織物
• 足元

生地の質感

和服を着る際は、生地の質感に注意しましょう。派手すぎる柄や高級な織物は、先生よりも目立つことがあり、生徒として習う側が着ていくのはマナー違反になります。そのため、着物は無地か控えめな柄にすることが大切です。また、茶道の稽古だけなら、手入れしやすいレーヨンやポリエステルなどの安価な着物でも十分です。

 

 

羽織物

茶室の中では、羽織物を脱ぐのがマナーです。羽織物は、茶道教室の先生やもてなしをする亭主など、格上の人間が着るものなので、指導を受ける側は必ず脱ぎましょう。また、寒い日のコートや道行なども、茶室の中に入ったら脱ぐのが作法です。

 

 

足元

足元は、白足袋を履くのが作法です。茶道において白足袋は清浄を表し、清い心で参加するという意味合いがあります。また、流派によっては、茶室に入る時に綺麗な足袋に履き替えることもあるので、予備として新しいものを用意しておくと安心です。

洋服を着る時のマナー

洋服を着る時のマナーについて、以下の2つより解説します。

 

• 落ち着いた服装
• 白い靴下

落ち着いた服装

洋服で参加する際は、色味や質感の落ち着いた服装にしましょう。派手な色や柄の服装は、静かな茶室の雰囲気にふさわしくありません。また、茶道は正座をするので、短いスカートなども控えることが大切です。洋服を選ぶ際は、ベーシックカラーなどの落ち着いた色味で、パンツや長めのスカートにするのが適しています。

白い靴下

和装の時と同様に、足元は白い靴下を履きましょう。足元を白にするのは、茶道精神の基本なので、守ることが大切です。また、白は汚れやすいので、茶道教室に行く際は予備を持っておくと安心です。

茶道の身だしなみの注意点

茶道の身だしなみの注意点を、以下の3つより解説します。

 

• アクセサリー
• ネイル
• ヘアスタイル

アクセサリー

アクセサリーなどの宝飾品は、茶室に入る前に全て外しましょう。茶道は、お淑やかで静かな精神を持って、お茶を楽しむものです。そのため、きらびやかな宝飾品をつけるのはふさわしくありません。結婚指輪なども、茶器を傷つける可能性があるので外す場合が多いです。

ネイル

茶道では、長い爪や派手なネイルは控えましょう。爪が長いと、茶器を傷つけたり、お茶が上手に淹れられなかったりします。また、派手なネイルは作法を重んじる茶道にふさわしくないので、お稽古に行く際はネイルを落として、爪も短く整えることが大切です。

 

ヘアスタイル

お稽古に行く際は、ロングヘアや後れ毛はまとめましょう。茶道は、お茶を入れる際に下を向くだけでなく、お辞儀を行う回数も多いです。そのため、髪が垂れていると、不衛生でだらしなく見えてしまうので、きっちりまとめていくことが大切です。

茶道は服装のマナーを守りましょう

茶道は、着物が基本ですが、最近は洋服で参加できるところもあります。また、和服と洋服どちらにもふさわしい服装があり、アクセサリーやネイル、ヘアスタイルなどの身だしなみにも注意することが大切です。服装のマナーを守って茶道を楽しみましょう。