茶道の飲み方の作法は?和菓子の食べ方やその他のマナーも解説
茶道は、日本の伝統文化で、世界的にも注目されています。そのため、茶道に興味のある方や、これから始めるという方もいるでしょう。しかし、お茶の飲み方やお菓子の食べ方など、作法がわからないことも多いですよね。そこでこの記事では、茶道での正しいお茶の飲み方やお菓子の食べ方、その他のマナーについても解説します。
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正しいお茶の飲み方
正しいお茶の飲み方の手順は、以下の通りです。
- 挨拶をする
- お茶碗を回す
- お茶を飲む
- お茶碗を戻す
それぞれについて解説していきます。
挨拶をする
お茶が出されたら、まず次席の人に「お先に」と声を掛けましょう。その後、茶器を自分の近くに引き寄せ、亭主に「お点前頂戴いたします」と言いながらお辞儀をします。お辞儀は、両手のひらを床につけ、手先を合わせるようなポーズで一礼します。
お茶碗を回す
お茶碗は、左手で底の部分を支え、右手を添えるようにして持ちます。この時、茶器の正面を避けるように、お茶碗を時計回りに2回まわします。流派によって3回回すこともあるので事前に確認しておきましょう。
お茶を飲む
お茶を飲む時は、1度ではなく3〜4回に分けて飲み干し、最後は音を立てて飲み干すのが作法です。飲み終わったら、飲み口の部分を指で拭き取り、懐紙で指を拭います。その後、お茶碗を反時計回りに2回まわし、正面を元に戻してから床に置きます。
お茶碗を戻す
茶道において茶器は、亭主のもてなしの心や、こだわりの詰まったものなので、返却する前に全体を確認します。その際、亭主に「拝見いたします」など声をかけるのがマナーです。確認し終えたら、茶器の正面が亭主の方を向くようにして返却します。
和菓子を食べる時のポイント
和菓子を食べる時のポイントは、以下の2つです。
- お茶の前に食べる
- 切り分けて食べる
それぞれについて解説していきます。
お茶の前に食べる
お菓子を食べるのは、お茶を飲む前です。多くの場合、お菓子が先に用意され、亭主がお茶を入れている間に食べます。その際、亭主から「お菓子をどうぞ」などの声が掛かるので、それに従って食べましょう。食べる前に「お菓子を頂戴いたします」と声を掛けるとともに、お辞儀をしてから頂くのがマナーです。
切り分けて食べる
お菓子が出されたら、懐紙を取り出して、その上に乗せます。菓子楊枝などで頂きますが、お菓子が大きい場合は、1度に食べるのではなく、一口大に切り分けて食べます。食べ終わったら、菓子楊枝を懐紙で拭い、懐にしまってから、亭主に感謝を述べるようにしましょう。
その他の茶道の作法
その他の茶道の作法について、以下の2つより解説します。
- 茶器は慎重に扱う
- 茶器やインテリアを楽しむ
茶器は慎重に扱う
茶道において、茶器はとても大切です。もてなしの心や亭主のこだわりがたくさん詰まっており、中にはかなり高額のものもあります。そのため、雑に扱うのではなく、敬意を持って大切に扱いましょう。また、茶器を傷つけるような、長い爪なども控えることが大切です。
茶器やインテリアを楽しむ
茶道は、お茶やお菓子だけでなく、茶器やインテリアも楽しみましょう。茶器は、様々な柄や技法が使われている芸術品なので、お茶と合わせて楽しむことが大切です。また、茶室に飾られる掛け軸や生花も、四季に合わせて亭主が揃えたものなので、季節や風合い楽しみましょう。その際、亭主に「素敵な掛け軸ですね」などの声をかけると喜ばれます。
茶道は作法を守って楽しみましょう
茶道は、基本の飲み方などの作法を守ることが大切です。最初は難しいかも知れませんが、慣れてくると、一つ一つの動作を楽しめるようになります。また、余裕が出てくると、茶器やインテリアなど様々な部分に目を向けられるようになり、より茶道の良さを味わえます。作法を守って茶道を楽しみましょう。
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