縁起物として買ったもの、貰ったものが壊れてしまうと何か不吉なことが起きてしまうのではと心配になってしまいます。しかし、縁起物が壊れることには本当に悪い意味があるのでしょうか。今回は縁起物が壊れる意味やそのメッセージ、壊れてしまったときの適切な処分方法についてご紹介します。

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縁起物が壊れたり割れたりするのは不吉の前触れ？

縁起物が壊れるのは、不吉の前触れと考える人も多いでしょう。しかし、実際には逆の意味を表していることが多いとされています。つまり縁起物が壊れるのは、これから運がよくなっていく開始の合図といわれているのです。そこには、縁起物がもたらすメッセージが含まれているので、この先の項で詳しく解説します。

縁起物が壊れたときに考えられるメッセージ

昔から縁起物が壊れた際は、何らかのメッセージがあると考えられてきました。ここでは、壊れた縁起物が伝えようとしている主なメッセージについてご紹介します。

注意喚起

縁起物が急に壊れた場合は、自分をはじめ家族や親せき、近しい友人によくない出来事が起こる注意喚起の意味合いがあります。特に貰い物の場合は、贈り主に対していつも以上に気を引き締めて生活するように助言しましょう。神経質になりすぎる必要はありませんが「交通量の多い道では、いつも以上に左右確認をする」など、プラスの危機感を持って過ごすように意識してください。

身代わり

縁起物は、幸せを呼び込むとともに厄払いの役目を持つものも多くあります。縁起物が割れたり壊れたりした場合は、その持ち主に憑いた厄を身代わりになって払ったとされる説があるのです。とくに普段から大切に持ち歩いているものや、使っているものが壊れた場合は開運の兆しであると捉えましょう。

厄払い

身代わりと同じように、縁起物が壊れたときは厄払いをしたと考えられています。とくに家にずっとある置物など長年使い込んだ物が壊れた場合は、毎日少しず厄を取り込んでくれて、それが満杯になったため全てを浄化したのだといわれています。また、新たなものを購入し大切な守り神として扱っていきましょう。

壊れた縁起物の処分方法

壊れてしまったとはいえ、縁起物の処分はどうしたらいいか迷う人も少なくありません。ここでは、壊れた縁起物を処分する際に推奨されている方法をご紹介します。

お寺や神社でのお焚き上げ

縁起物をただ捨てることに抵抗がある場合は、お布施や玉串料をお供えして供養して貰うか、お焚き上げして貰うのが一般的です。ただし神社や仏閣によっては、縁起物の供養やお焚き上げを行っていない場合もあります。また、縁起物の種類によって（大きすぎるものなど）は対応して貰えない可能性もあるため、必ず問い合わせをしてから持ち込んでください。

一般ごみとして処分

縁起物は、一般ごみとして処分しても問題はありません。ただし、この場合は壊れた縁起物に塩をかけ、半紙のような白い紙に包み感謝とお礼を込めてから処分してください。縁起物の種類によって、地域で決められた回収日をしっかり守って出すようにしましょう。

リサイクルはおすすめできない

壊れた縁起物は、主に厄を払っているとされるため再利用はおすすめできません。思い入れがあるものは、割れたり壊れた部分を修復して使用したいという人も多いでしょう。しかし、役目を終えた縁起物は眠らせてあげるのがおすすめです。その上で新たなものを迎え入れるのが、幸運を引き寄せるためにも良いとされています。

縁起物が壊れたら感謝をして処分しよう

縁起物が壊れるのは、決して悪い意味ではありません。むしろ、自分を守ってくれたり未来を切り開いてくれる力があります。縁起物が壊れてしまった場合は、そうした力に感謝を込めた上で適切に処分しましょう。