近年、畳縁を素材に使った畳縁小物が流行っています。独特の生地の質感に、素敵なデザインのものが多いので、使っている方も多いでしょう。しかし、特殊な生地のため、どのように手入れをするべきかわからないこともありますよね。そこでこの記事では、畳縁小物について解説するとともに、手入れの仕方や注意点をご紹介します。

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畳縁小物とは？

畳縁小物とは、畳の側面を保護する、縁の素材を使ったリメイク品です。畳縁は、丈夫で生地の質感が良いだけでなく、上品な和柄やモダンなデザインが素敵なので、それを使ってアレンジする人が増えています。リメイク品には、ポーチやバッグ、髪留めなどがあり、和服と洋服どちらの装いにも合うのが特徴です。

畳縁小物のお手入れ方法

畳縁小物のお手入れ方法について、以下の2つの原因ごとに解説します。

 

• 汚れ
• シワ

 

それぞれについて解説します。

汚れ

畳縁小物に汚れがついた時の手入れ方法は、以下の手順です。

 

1. 小物についたホコリを取る
2. 桶にぬるま湯と中性洗剤を入れる
3. 小さめのブラシを使って汚れを落とす
4. タオルなどで水気を取る
5. しっかり乾燥させる

 

まず、小物についたゴミやホコリなどをあらかじめ取り除きましょう。そして、小物が入る大きさの桶にぬるま湯をそそぎ、衣類用の中性洗剤を溶かします。

 

小物を桶に入れたら、汚れが浮かびやすいよう少し時間を置き、歯ブラシなどの小さめのブラシ類で優しくこすり洗いします。汚れが取れたら十分にすすぎをして、タオルなどで挟むようにして水気を取りましょう。その後、風通しの良い場所でしっかり乾燥させたら終了です。

シワ

畳縁小物にシワがついた時の手入れ方法は、以下の手順です。

 

1. スチームアイロンと当て布を用意する
2. アイロンが温まったらスチーム機能をつける
3. 低〜中温度に設定してアイロンする（化学繊維は当て布をする）

 

畳縁小物のシワにはスチームアイロンが有効です。アイロンを用意したら電源を入れ、温まったらスチーム機能をオンにします。温度は低温から始めて、シワが伸びないようであれば中温に切り替えます。また、畳縁の素材が化学繊維の場合は、熱によって生地を傷める可能性があるので、当て布をしてからアイロンを掛けましょう。シワを伸ばす際は、当てる時間を短くすると、生地の傷みに繋がりにくいです。

畳縁小物を手入れするときの注意点

畳縁小物の手入れをするときの注意点について、以下の2つより解説します。

 

• 洗濯・アイロンの使用
• 縮み・色落ちの恐れ

 

それぞれについて解説していきます。

洗濯・アイロンの使用

畳縁小物を手入れする時は、洗濯・アイロンを使用できるか必ず確認しましょう。畳縁の素材は、綿や麻、化学繊維が主に使われます。綿・麻100％などの自然素材であれば、洗い方やアイロンの掛け方に気をつけると、自宅でもお手入れ可能です。

 

しかし、化学繊維や混合繊維の場合、洗濯やアイロン不可のものがあり、間違った手入れをすると生地を傷めてしまいます。そのため、洗濯とアイロンの使用ができるものなのか、あらかじめ確認することが大切です。

縮み・色落ちの恐れ

洗濯やアイロンの使用ができるものでも、間違った方法で手入れをすると、縮みや色落ちの恐れがあります。主な原因は、洗剤の種類や水の温度、アイロンの掛け方によるものです。洗剤は、おしゃれ着用の中性洗剤が望ましく、温度は40度以下のぬるま湯にしましょう。また、アイロンを掛ける際も、化学繊維の場合は生地を傷めないよう当て布をすることが大切です。

畳縁小物は正しいお手入れを行いましょう

畳縁小物は、使用しているうちに汚れやシワがつくこともあります。その際は、洗濯をしても良い素材なのか、事前に確認をしてから手入れをすることが大切です。また、手入れの際は素材だけでなく、洗剤の種類や水の温度、こすり洗いの方法、アイロンの掛け方など様々なことに気を配る必要があります。生地を傷めないよう、畳縁小物は正しいお手入れを行いましょう。