抹茶や和菓子を楽しめる茶道は、日本だけでなく海外からも注目されています。そのため、茶道に興味を持ち始める人もいるでしょう。しかし、実際に茶道を習うことで得られるものは何なのか、わからないことも多くあります。そこでこの記事では、茶道を習うメリットとデメリットについて解説していきます。

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茶道を習うメリット

茶道を習うメリットは、以下の6つです。

 

1. 礼儀作法が身に付く
2. 所作が美しくなる
3. 心が穏やかになる
4. 日本文化を学べる
5. 四季を楽しめる
6. 様々な人と触れ合える

 

それぞれについて解説していきます。

礼儀作法が身に付く

茶道は挨拶やお辞儀などを大切にしているため、自然と礼儀作法が身に付きます。言葉づかいやお茶の飲み方など、茶道で行う動作の一つ一つが日本の作法に基づいているため、どこに行っても恥ずかしくないマナーと教養を学べます。

所作が美しくなる

茶道は着物を着てお茶を振る舞うので、自然と所作が美しくなります。着物は動きにくいだけでなく、激しい動作をすると着崩れることがあるので、お淑やかで上品な振る舞いを意識するようになります。また、お茶でお客様をもてなすことも、相手に敬意を払うことが動作に現れ、丁寧で美しい所作に繋がるのです。

心が穏やかになる

茶道は、お茶の淹れ方や茶器の模様、茶室の雰囲気などを静かに楽しむものです。それにより、静かな環境で自分自身と向き合うことができ、怒りや悲しみといった感情が薄れていくため心が穏やかになります。また、茶室では清い心を持つことが大切なので、続けていくと自然と感情のコントロールができるようにもなります。

日本文化を学べる

能や舞、歌舞伎、落語などの日本文化は、未経験で始めるには敷居の高いものが多いです。しかし、茶道は教室も多く、体験なども行っているので、気軽に日本の文化を学ぶことができます。近年は西洋化により、伝統文化に触れる機会も少なくなったため、茶道を習うことで、日本の文化をより身近に感じられるでしょう。

四季を楽しめる

茶道で振る舞う茶器やお菓子は、季節を楽しめるものが多いです。茶器は、花や動物などの模様で季節を表します。お菓子は、旬の果物を使用したものや、色や形で季節を表すものが多く、味や香り、見た目で四季を楽しめます。また、茶室のインテリアも、その時期に咲いている植物を飾ることが多く、室内にいながら季節を楽しめるのが特徴です。

様々な人と触れ合える

日本だけでなく海外からも注目されているため、茶道を習うことで様々な人と触れ合えます。実際に、外国人で茶道体験に参加する人は多く、在日の場合は教室に通う方もいます。海外の人と触れ合うと、今まで知らなかった世界のことや、海外との違いを発見して、より日本を好きになるでしょう。また、同じ日本人でも、茶道を習うことで生まれる繋がりがあり、人との交流で様々な知識を取り入れられます。

茶道を習うデメリット

茶道を習うデメリットは、以下の2つです。

 

• 費用がかかる
• 勉強することが多い

 

それぞれについて解説していきます。

費用がかかる

茶道を本格的に始めるには、着物や茶道に使う小物類などの購入に費用がかかります。また、先生への月謝やお菓子代などもかかるので、継続する場合はある程度の予算が必要です。そのため、時間や経験にお金をかけられない人には向かないでしょう。

勉強することが多い

茶道は、基本的な礼儀作法だけでなく、お茶の淹れ方や飲み方など、勉強することが多いです。動作の一つ一つが難しいので、慣れるまでは上手くできないこともあるでしょう。また、覚えることに意識が集中して、茶道を純粋に楽しめないこともあります。そのため、初めのうちは勉強が大変だと覚えておくことが大切です。

茶道で日本の伝統文化を楽しみましょう

茶道を習うと、礼儀作法が身に付き所作が美しくなるだけでなく、心も穏やかになります。また、最近では触れる機会の少なくなった、日本の伝統文化に触れることで、新しい発見や教養を学べます。しかし、デメリットもあるので自分に合うか十分に検討して、伝統の茶道を楽しみましょう。